田村亮 大スターだった父・阪東妻三郎の規格外な秘話明かす ギャラは「カバンに入りきらないから、リヤカーに積んでいた」
伝説の映画スター、バンツマこと阪東妻三郎の主演映画「雄呂血」(1925年)の4Kデジタル修復版が31日、東京国際映画祭で上映され、四男で俳優の田村亮(77)がトークショーを行った。
バンツマの息子は長男の田村高廣さん、三男の田村正和さんと末っ子の亮が俳優となった。亮は「父には一番かわいがってもらった。怒られたこともないし、よく遊んでもらった」と述懐。バンツマは多忙な中でも正月や豆まきなどの行事に取り組み、誰よりも楽しんでいたという。
「大スターらしいお金の話」を聞かれると、ギャラについて「カバンに入りきらないからリヤカーに積んでいたそうです。本当かは知らないけど、そう聞いた」と仰天エピソードも明かした。
父にかける言葉を問われると「『今日映画見てきたよ』ってだけ」とケロリ。会場から笑いが起きると「こっちは批判することもできないですから。大先輩だしさ。バンツマさんだから」と、大スターだった父への敬意をにじませていた。