１０月３１日に放送されたＮＨＫドラマ「大奥」では、人が苦しむ姿を見たいだけの怪物・一橋治済（仲間由紀恵）が壮絶吐血でついに退場するも、今度は自分の娘に手を出す徳川家慶（高嶋政伸）というサイコパスが登場。続いていく地獄にネットも悲鳴を上げた。

　この日の「大奥」では、子を治済に毒殺された御台（蓮佛美沙子）と、お志賀の方（佐津川愛美）が結託してついに治済に毒を盛り、治済は寝たきりとなってしまう。人が苦しむ姿を見たいがために、自分の孫にまで手をかける狂人だった治済がついに退場。これで熊痘接種も順調に広まり、穏やかな世となると思われたが…。

　今度は家斉の子・家慶が登場。この家慶、幼い頃から空気が読めず、治済に、家斉が熊痘接種を広めているから自分も受けたいなどと悪気なく言ってしまう抜けたところがある。治済も、愚鈍な家慶ならばまた自分が操れると考え、家斉の次期将軍に据えようとしていた。

　その家慶、実の娘の祥子に手を出すという鬼畜キャラ。ドラマのラストでも祥子の部屋にやってきて「もう人払いは済ませた…」として叫ぶ祥子の口を押さえ、「無駄なことじゃ」「父にはそなただけじゃ」と言って押し倒し…。

　治済の地獄が終わったと思ったら、今度は別の意味の地獄が展開する事態に。高嶋政伸の演技力も相まって、ネットでは悲鳴が続々。「高嶋政伸さん登場。仲間由紀恵さんとは別の恐ろしさ」「仲間由紀恵さんの作り出す地獄からの高嶋政伸さんの作り出す地獄へのバトンが見事になされました　こわかったよー、こわいよー、もうやだよー」「仲間由紀恵演じる化物が去ったと同時に高嶋政伸演じる新たな化物が出てきた」「治済が無事に片付いて良かったわぁと思う余韻に浸る間もなく高嶋政伸が最後に全部持ってった」などの声が上がっていた。