「あぶ刑事」帰ってきた!8年ぶりタカ&ユージ 令和によみがえる145歳最強バディ
俳優・舘ひろし(73)と柴田恭兵(72)が1日、都内で行われた映画「帰ってきた あぶない刑事」(来年5月24日公開)の制作発表会見に出席した。86年にドラマ放映を開始した人気シリーズ「あぶない刑事」の最新作で、2016年公開の映画「さらばあぶない刑事」から8年ぶりの復活。2人合わせて145歳の最強バディ“タカ&ユージ”が華麗に凱旋(がいせん)する。
昭和・平成・令和と時代をまたいで、名コンビがよみがえる。前作で横浜港署を定年退職し、ニュージーランドで探偵になった舘演じるタカこと鷹山敏樹、柴田演じるユージこと大下勇次が、今作では横浜に探偵事務所を構えるところからスタートする。
舘は「『さらば』と言っていたのに、また帰って来ちゃいました」と照れ笑い。おなじみキャストの浅野温子(62)、仲村トオル(58)も登壇し、柴田は「『さらば』でおしまいだったんじゃないのって言ったんですけど、舘さんに会いたいな、トオル君に会いたいな、あっちゃんとお芝居したいなって根っこでは思うんですよね」と喜びを口にした。
ドラマシリーズ開始から38年。ともに年齢を重ねた永遠の最強バディは、ひときわ魅力を増している。「昔は恭さまが僕と違うお芝居をすることに嫉妬心のようなものがあったけど、お互いに認め合うようになっていった。前にも増して2人はパワフルになったと思う」と舘。柴田も「僕は舘さんのことを一番、奥さんよりよく知ってる」と絆の深さをにじませた。
2人合わせて145歳のタカ&ユージだが、アクションも健在。舘が「僕はちょっと出てきて銃を打つ、オートバイに乗るという感じ」と話せば、柴田も「全力疾走しました。72歳と2カ月とテロップを入れてもらいます」と笑いを誘った。
今作は、ドラマ版を手がけた原隆仁監督の息子・原廣利監督がメガホンを執り、スタッフも世代交代。時間の流れの重みを感じさせる。80代でのシリーズ継続を問われると、舘は「たぶん生きてない」と苦笑い。柴田も「今は特撮だと何でもできますからね」とはぐらかしつつ、2人ともまんざらでもなさそうだった。