宮沢りえ「不老不死」を拒否「挫折乗り越えてきての50歳。宝物のような経験」
女優・宮沢りえ(50)が3日、都内で行われた映画「火の鳥 エデンの花」の初日舞台あいさつに窪塚洋介(44)、イッセー尾形(71)、吉田帆乃華(9)とともに出席した。
手塚治虫さんの不朽の名作「火の鳥」の望郷編をアニメ映画化し、7年をかけて製作。地球と宇宙の未来を描く壮大な愛と冒険の物語。宮沢は惑星エデン17で暮らす主人公ロミの声を、窪塚は恋人のジョージ役を務めた。
火の鳥の生き血を飲むと不老不死になるとされることについて問われた宮沢は「飲みたくないです」と即答。「10代、20代の若さあふれる希望に満ちた時間も楽しかった」とした一方で「でも、そこから挫折もあって、それを乗り越えてきて50(歳)になる。50年間の時間が今の私に豊かさをもたらしてると思うし、宝物のような経験。その時間をなくすのはもったいないと思っています」とうなずいた。
また、71歳のイッセーは「不老はほしいですよ。ペットボトルのふたが開きませんからね。奥歯で開けてますから」と告白しつつ「それもしょうがないかな。受け入れるのも人間の一つの力だと。よろぴく」と明るく自説を展開していた。