道頓堀一部侵入禁止&目張りで厳重厳戒 府警1300人態勢 人気キャラもライフジャケット着用
プロ野球・阪神の38年ぶりの日本一がかかる日本シリーズ第6戦が行われた4日、大阪・道頓堀では混乱に備えて厳戒態勢がしかれた。試合開始は午後6時30分。その約20分前から、道頓堀の戎橋付近に警察官が徐々に集まり始め、戎橋西側の道頓堀橋には目張りが。複数の機動隊員が配置され、戎橋の両端スロープは立ち入り禁止となり、道頓堀沿いへの侵入も規制された。
道頓堀名物のグリコ看板がのぞめる橋上では、拡声器を持ったDJポリスが「橋の上で立ち止まると大変危険です。立ち止まらないようにお願いいたします」と、声を張り上げた。大阪府警によると9月のリーグ優勝時と同じく、道頓堀を中心に警察官約1300人態勢で警戒にあたっている。
近隣の店舗も対応に追われた。戎橋にほど近い「串カツだるま 道頓堀店」では、店頭に飾られているマスコット「だるま大臣」の像がライフジャケットを着用。1985年に阪神がリーグ優勝した際には、ケンタッキーフライドチキン道頓堀店のカーネル・サンダーズ像が、群衆によって道頓堀に投げ込まれた事例もあり、担当者は「万が一に備え、の措置になります」と説明した。像の足元には持ち去り防止のため、カラーコーンと鎖を設置した。
付近のドラッグストアや書店でも状況によっては、閉店時間を早める予定となっている。