「思い上がりだよ、テレビの!」泉谷しげる、地上波至上主義を疑問視
歌手で俳優の泉谷しげるが5日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、「地上波出演」を価値基準にすることは「思い上がり」と指摘した。
旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長の性加害問題を受けて、11月に設立予定のタレントマネジメントや育成を担う新会社の社長に、コンサルティング会社「スピーディ」の社長を務める福田淳氏が有力候補として浮上した。福田氏はソニー・デジタルエンタテインメント社長などを経て18年から「スピーディ」社長。芸能事務所から独立した女優・のんとエージェント契約を結んだことでも知られる。
福田氏の話題から、のんがCMをのぞくと、いまだに地上波の番組に出演していないという話題に波及。ここで泉谷は「地上波に出なきゃどうかなんてのは、実は思い上がりだよ、テレビの!元々おれたちはテレビなんて出たくなくてやってたんだから」と指摘した。地上波の番組に出演することが、芸能人として上位であるかのような扱いには懐疑的だった。
泉谷が若かったころは、フォークやニューミュージックのアーティストは「テレビなんか出ない方がかっこいい」という風潮があったと説明。「おれがテレビでたら、そのファンからボロクソ言われたんだから」と振り返った。「おれは単純にテレビ好きだっただけで。すっごい好きなわけよ。テレビ、ガキのころから見てて、そういうキャラになったから『出ません』ってさぁ、見てるくせにさぁ、どうなんだい。そっちの方がおかしい」と不満は止まらなかった。