ＹｏｕＴｕｂｅの野球チャンネル「野球いっかん！」でアシスタントを務めるタレント田中愛梨（２９）が、６日、芸能界引退を発表した。同日更新の配信で「普通の女の子に戻ることになりました」と、コンビを組んできた元ヤクルト・ヘッドコーチの宮本慎也氏に報告。今年末で「野球いっかん！」を卒業するとともに、他の仕事も決まっているものだけで終えるという。

　１８歳のデビューから１２年。田中は「３０歳目前の大きなタイミングを迎えた。人生で生きてきて芸能の世界しか知らない。普通に働いてみることが必要だと数年前から考えていた」と引退に至る経緯を説明。今年６月に大ファンの中日の始球式を担当し「大きな夢がかなったのもあった。幸せＭＡＸになった」と引退のきっかけになったと明かした。

　また、２年超のアシスタント生活で「宮本さんのお話もゲストのお話もいっぱい聞いて、考え方も変わった。一個一個、考えて生きていかないとダメだめだなと思った」と説明。「ここから一人の野球ファンになる」と、今後は一般人として球場に足を運ぶという。

　宮本氏は「（番組として）痛手だね」とさみしさを隠せず。「結婚相手も普通の会社で働いた方が見つかるしな？」と、第二の人生を応援していた。