大河「家康」真田昌幸「じいじ」は孫たちに何を言った?負けた側が粛清される悲劇運命、今生の別れ 「口パク」で短い言葉
NHK大河ドラマ「どうする家康」は5日に第42回「天下分け目」が放送された。淀殿(北川景子)が暗躍し、徳川家康(松本潤)が上杉征伐に出た隙に、蟄居していた石田三成(中村七之助)が大坂で挙兵。関ケ原激突前の攻防が描かれた。
徳川の小山評定の裏側で、真田家は「犬伏の別れ」で伝わる生き残りをかけた分裂。父真田昌幸(佐藤浩市)と次男信繁(=幸村、日向亘)が離反して三成側へ。徳川側には長男信幸(吉村界人)だけがやってきた。
昌幸は、徳川についた長男信幸の沼田城に入ろうとしたが、信幸の妻稲(=小松姫、鳴海唯)が武装して城門を開けず。昌幸が「さすが本多忠勝の娘じゃ」と感嘆する名場面が描かれた。入城をあきらめた昌幸が「孫たちの顔をみせてくれ」と頼み、「じいじ」と声をあげる孫たちに、昌幸は何かを告げて、去った。
「口パク」の形となって、何を言ったかは描かれなかった短い言葉。ネットなどでも、何を言ったのかと話題に。
再会を願った「またな」だと見る意見も。一方で、徳川の前に立ちはだかって存在感を放つも、真田にとっては、いずれか敗軍についた側が処分を受ける運命で、孫たちも安全ではなく…。昌幸が「今生の別れ」を悟った言葉だとの見方もあり、「さらばじゃ」、あるいは自身が敗れても勝者側で真田家を継いでいく孫たちへの「頼んだ」ではないかとの指摘もある。