生田斗真も独立 旧ジャニ性加害問題“影響”3人目 「フリーの俳優として」二宮&岡田の決断も影響か

 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は7日、俳優・生田斗真(37)が20日をもって退所することを公式サイトなどで発表した。生田は今月中に設立予定の新会社とはエージェント契約を結ばず、独立しフリーランスの俳優として活動していく。創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題の影響を受けた退所者は、嵐・二宮和也(40)、岡田准一(42)に続き3人目となった。

 二宮、岡田に続き、生田も事務所を離れる決断を下した。公式サイト「ファミリークラブ オフィシャルサイト」で「私、生田斗真は2023年11月20日をもって所属事務所を退所致します」と発表。「今後は独立し、フリーランスの俳優としての活動を続けて参ります」と、芸能プロダクション等には所属せずに、役者の道をまい進することを明らかにした。

 SMILE社も、公式企業サイトで退所を報告。生田とエージェント会社の説明や今後の契約に関する話し合いを行ったが、「今後のキャリアにおけるビジョンを見つめ直した結果、新会社とはマネジメント及びエージェント契約を締結しないと判断し、今回の結論に至りました」と経緯を説明した。

 生田は、グループへの所属やCDデビューをせずソロの俳優として成功した、事務所の中でのパイオニア的存在。映画「土竜の唄」シリーズや「渇水」など多くの銀幕作品で主演を務め、NHK大河ドラマ「いだてん」「鎌倉殿の13人」に出演するなど幅広く活躍し、確固たる地位を築いている。

 俳優の実績が十分あり、グループ活動の縛りがない生田にとっては、新会社とのエージェント契約にこだわらない生き方を選んだとみられる。P&G「アリエール」のCMも、タレントとの直接契約に切り替えられている。なおかつ、ともに役者としての評価が高い岡田が11月末での退所を表明し、二宮が10月24日に独立。この決意も、生田の決意に影響を与えた可能性もある。

 今後、SMILE社は、新会社の社長に、コンサルティング会社「スピーディ」社長を務める福田淳氏(57)を迎える見通し。新体制発足へ急ピッチで準備を進めている。

 ◇生田斗真(いくた・とうま)1984年10月7日生まれ。北海道出身。A型。11歳のときにジャニーズ事務所に入所。歌手デビューすることなく俳優業を歩み、「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(07年、フジテレビ系)でブレーク。以後、人気俳優の地位を確立し、ドラマ、映画、舞台など出演作多数。主演映画「人間失格」(10年)、「ハナミズキ」(同)でブルーリボン新人賞受賞。20年に女優の清野菜名と結婚。22年に第一子が誕生。実弟はフジテレビの生田竜聖アナウンサー。

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