１０日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「ブギウギ」では、スズ子（趣里）が、梅丸楽劇団で鮮烈デビューを飾る。この公演を茨田りつ子（菊地凛子）が見ており、痛烈な一言を放つ。茨田のモデルはブルースの女王・淡谷のり子さんとあって、ネットでは「淡谷のり子先生の声で聞こえるのが、凄い」などの声が上がった。

　この日の「ブギウギ」では、ついにスズ子と秋山が東京でのデビュー公演を行う。前日は緊張のあまり、レッスン場で演出家の松永に「わて、大丈夫でしょうか」と思わず不安を口にしてしまうが、松永は「明日は楽しめばいい」と伝え、お約束のチョコレートをスズ子の口に放り込む。そして額に励ましのキスをする…。

　その甲斐あってか、スズ子のステージは大成功。圧巻の歌声を響かせ、羽鳥（草彅剛）も大満足。会場は自然と手拍子があふれ、ノリノリに。歌い終わると客は総立ちとなった。“スイングの女王”誕生の瞬間だった。

　その客席には、スズ子同様、羽鳥が指導していたブルースの女王・茨田も。だがステージに一瞥をくれると「とんでもなく下品ね」とだけつぶやき、席を立つ…。

　茨田のモデルは淡谷のり子さん。愁いを帯びた雰囲気は淡谷さんそのもので、ものまね番組で辛口コメントをしていた姿を覚えているファンも多い。ネットも茨田の痛烈一言に「淡谷のり子先生の声で聞こえるのが、凄い」「茨田さん…淡谷のり子さん味がすごい」「すごく、淡谷のり子先生だった！淡谷のり子先生！」「菊地凛子に淡谷のり子が降りてきてるな」など、絶賛の声が上がっていた。