黒柳徹子 ベストテン生放送中に起こした「テレビ史に残る大事件」進行止め目を潤ませた27秒間の説教【全コメント】
女優の黒柳徹子が、10日、TBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に出演。「Z世代の若者たちへ伝えたい“君たちは本当の黒柳徹子を知らない2時間SP”」と題して、黒柳の半生を振り返った。
黒柳が起こした「テレビ史に残る大事件」も明かされた。それは、司会を務めた「ザ・ベストテン」の1980年6月12日の生放送中に起きた。
鈴木雅之がリーダーを務めた「シャネルズ」の「ランナウェイ」が4位に入り、登場した。ルーツであるドゥワップを黒人がうたっていたことから、顔を黒塗りにしたスタイルだったメンバーに、少年から質問が飛んだ。「シャネルズはどうして黒人のくせに香水の名前なんかつけるんですか?」
この瞬間に顔が曇った黒柳。CM明けに予定になかったコメントを語りだした。
「さっき、山陽放送の質問の中で『シャネルズは黒人のくせに』という風に質問なさった坊やがいらしたんですけど、『なになにのくせに』という風に顔の色とか国籍が違うということで区別した言い方をすると、私は涙が出るほど悲しく思いますので、みなさん国籍が違う そういうことで一段高いところから人を見下ろすようなふうに、偶然だったと思うんですよ、あの方は。でもどうぞ『なになにのくせに』とか言わないでください。お願いします」
生放送の進行を止めてまで、目を潤ませながら語った27秒間。番組では「魂のメッセージ」と評された。