NHK 紅白出演者に向け「人権尊重ガイドライン」作成 性的虐待など排除へ
大みそかの「第74回 NHK紅白歌合戦」(総合など、後7・20)の出場歌手44組が13日、発表された。東京・渋谷のNHKホールで会見が行われ、初出場13組のうち8組が出席。昨年まで3年連続で司会を務めた俳優・大泉洋(50)が歌手として初参戦するほか、女優・伊藤蘭(68)がソロ歌手として初、キャンディーズ時代からは46年ぶりに紅白のステージに立つ。また、一連の性加害問題の影響で、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)からは44年ぶりに出場者ゼロとなった。
出場歌手発表に際し、NHKは紅白歌合戦の制作にあたり「第74回NHK紅白歌合戦の出演者に対する人権尊重のガイドライン」を新たに作成したことを明らかにした。
「出演者に対する性的搾取、性的虐待を排除し、悪質な嫌がらせや差別的または攻撃的な行動を認めません」「子どもの人権を尊重し、児童労働や児童虐待を認めません」などと明文化されており、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の一連の性加害問題を受けての取り組み。担当者は「(今回の出場歌手の)所属事務所の皆様にはこのガイドラインに賛同していただいている」と説明した。