北野武監督 世界の記者に「ジャニー北野川です」 ジャニー氏の問題は当時から「当然にあるだろうなとしか」
タレントのビートたけしこと、映画監督の北野武が15日、東京・日本外国特派員協会で最新作映画「首」(23日公開)の会見を行った。
集まった国内外メディアの記者に、北野監督は「初めまして、ジャニー北野川です」と、あいさつ。問題について、「ジャニーズのタレントと何十年も仕事しているので、そういう噂を聞くし、いろんな人からそれはよくあったことだと聞く。自分たちにとっては、それは当然にあるだろうなとしか、当時考えてなくて」と振り返った。
続けて「最近になって世界中で大変な問題になっているのは、時代の流れかなと思う」と見解を述べ、「芸能の仕事というのは奴隷ではないけれども、商品として人間を扱って、見世物としてお金を稼ぐ商売で、昔からの慣習が残っている。自分もお笑いの世界に入って、働いた分の賃金ももらえない時代があったので、日本の芸能界は昔からひどいもんだと思ってました」と指摘した。