山田邦子「軽やかで楽しくて熱いレッスン」KANさん死去に沈痛 今はショックが大きすぎる
大ヒット曲「愛は勝つ」で知られるシンガー・ソングライターのKAN(本名・木村和=きむら・かん)さんが12日午後6時29分、死去した。61歳。福岡市出身。通夜および告別式は近親者のみで行われた。冠番組「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」で「愛は勝つ」がテーマ曲に起用され、ユニット「やまだかつてないWink」に提供された「さよならだけどさよならじゃない」も大ヒットを記録したタレント・山田邦子(63)がデイリースポーツの取材に応じ、KANさんとの突然の別れを惜しんだ。
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知らせを聞いたばかりなんですが、すごいビックリしました、こんなに急に亡くなるなんて、何て言ったらいいのか…。
KANちゃんは、私にとってはやっぱり「やまかつ」の思い出ですね。「さよならだけどさよならじゃない」も提供してくれて、私にちゃんとした曲を作ってくれた恩人です。番組が終わってからは、悲しいぐらい会えてなくて。「いつか、そのうちに…」って言ってたらダメですね。
KANちゃんは、優しくて、面白くて、本当に“そのまんま”の人でした。曲の中にも、その優しさや面白さが詰まってるんですよね。番組が始まってから「愛は勝つ」が売れていっても、全然変わらずにひょうひょうとしたままで…。KANちゃんがいると、明るくて場が和みました。
そして、音楽が本当に大好きだった。KANちゃんの人生は、最後まで音楽とともにあったんじゃないですかね。「さよなら-」の時にもピアノを弾きながら指導してくれて、軽やかで楽しくて、でも熱いレッスンでした。私にとっても本当に財産です。
それにしても、本当に早い。10月31日にNHKの生放送で「さよなら-」を歌わせてもらったんですけど、その時にKANちゃんのことをふと考えたんです。「KANちゃんのピアノで歌いたかったな…」って。その時に何かがよぎったのかもしれませんね…。本当に、感謝でいっぱいです。「ありがとう」と伝えたい。でも今は、ショックが大きすぎますね…。