三谷幸喜氏、KANさん最後のお土産受け取れず!「食べちゃった」歌手を実名暴露 最後のメールも公表

 脚本家の三谷幸喜氏が18日、総合司会を務めるTBS系「情報7daysニュースキャスター」に出演し、12日に死去していたシンガー・ソングライターのKANさんを悼んだ。

 KANさんは大ヒット曲「愛は勝つ」で知られるが、三谷氏は脚本・監督を務めた2011年公開の映画「ステキな金縛り」で俳優として起用していた。KANさんについて、「映画にも出ていただいたし、ぼく、その前だったかな…平井堅さんのライブにぼくとKANさんと清水ミチコさんと3人で出て、演奏とかしたんですよ」とステージでの共演経験もあったと語った。その後も交流が続いていたと明かし「とにかく本当にしゃれっ気のある方で、おっしゃってることのほとんどがジョークという言葉じゃ生ぬるいくらい、100%ジョークしか言わないような方だったし、あと、すごいおしゃれでいつもジャケットにネクタイをされて、どんな時も人前に出る時はオシャレをされてましたし」と人柄を振り返った。

 KANさんは亡くなる1カ月ほど前に思い出の地・フランスを旅行したことが明かされていた。三谷氏はKANさんが旅行に行ったタイミングでメールを受け取っていたと語った。「僕にお土産のチョコレートを買ってきてくださった。だけど『お渡しするタイミングがなかなかないので、平井堅さんに預けておきます』というメールをいただいて」と内容を説明した。三谷氏はシンガー・ソングライターの平井堅と自宅が近所だという。「いただいたメールが最後(の交流)だったんですよ」と少し寂しげに語った。

 KANさんの訃報を知り、17日に平井に連絡を取った。「『あのチョコレートを受け取りに行きたいんですけど』って言ったら、『大変申し訳ないんですけど、食べてしまいました』と言われました。どうしても我慢できなかったらしいです。どんなチョコレートだったんですかね…」と静かにオチをつけた。

 MCの安住紳一郎アナウンサーは「好きな曲は?」とガラリと話題を変えた。三谷氏は「もちろん『愛は勝つ』は素晴らしいと思うんですけど、僕は『よければ一緒に』という曲が大好きで。優しさとか温かさとかちゃめっ気とか知性とか、KANさんのすべてがその歌に集約されているような、そんなすてきな曲ですね」と、ここはまじめに語った。

 安住アナは「ジョークが大好きだったKANさんに、きっと三谷さんの、今の話が届いてると思いますよ」と美しいまとめ。しかし、三谷氏は「笑い話じゃないんですけどね」と厳しめにツッコみ、笑いへの姿勢を貫いた。

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