伝説の「レッド・ウォーリアーズ」ユカイとshakeが再タッグ 「Diamond Shake」こそロックンロール

 80年代後半を席巻した伝説のロックバンド「レッド・ウォーリアーズ」のボーカル、ダイアモンド☆ユカイ(61)とギターの木暮“shake”武彦(63)が21年に結成したユニット「Diamond Shake」が12月20日、東京・恵比寿リキッドルームでツアー「LOVE is R&R」のファイナルを迎える。クリスマスに合わせた限定シャンパンも制作し、快走する2人が「ロックンロールバンド」を語った。

 Diamond Shake(以下DS)は、「ロックンロールバンドで歌うダイアモンド☆ユカイに帰りたいな」との気持ちが強まったユカイが、shakeとロックンロールバンドをやる夢を見たのが始まりだ。「ロックンロールをやるんだったらshakeと一緒にやるしか俺にはない」とshakeを呼び出し、夜を徹して語り合った。

 「何十年も思ってたことも、いろいろいいことも悪いことも、心の中にあったことも話せた」(shake)

 「(18歳と20歳で)出会った時の感覚に戻った」(ユカイ)

 レッド・ウォーリアーズ(以下RW)との違いを、shakeは「新たなチャレンジができる。今だったら昔は分からなかったレイドバックの格好良さができるなって。もっと危険な所にも行けるし。あと、最近戻って来たのがポップ感。今だったらできるなみたいな雰囲気の時に、すごくいいタイミングだったな」と説明。「RWとDSは違うけど、同じような雰囲気もいっぱいあると思うしね」とも付け加えた。

 また、ユカイは「時代を見渡してみると、俺たちの思うロックンロールバンドってどこにいるんだ?あれ?いねえな、って」、shakeも「俺たちが一緒になるからこそできるロックは死んでない」と、本物ならではの自信を漂わせた。

 昨年10月にデビューアルバムをリリースし、ツアーを回ってきた。2人は感触を「弾ける」(ユカイ)「スパークする」(shake)と表現。ユカイが「肌で感じてきたこと、いろんな経験をロックンロールバンドとして表現できる喜びを感じてるよ」と語れば、shakeも「やってきたことが全部生きてる」と同意する。

 ユカイは「ロックンロールバンドでシャウトしてるとさ、生きてるなーっていう感覚を味わえる。ホームだよ」、shakeは「自由自在にステージで泳げるみたいな気分、楽しさを味わいたいし、感じてほしいね。ここまで60代の新人が自由にやるロックンロールバンドはたぶんないと思うし。昔知ってるもので楽しもうっていうんじゃない。未知の世界の扉がいっぱいあると思う」と、ライブの充実感を口にした。

 2人の関係も「なんだかんだ胸にためないでさ、思ったことは何でも直に話してる」(ユカイ)「何でも2人で相談して決めるっていう感じで来てる」(shake)と、親密さを増したようだ。

 ツアーは12月20日にファイナルを迎える。ユカイは「2人でロックをやるとこれだけすげえんだぜ、円熟もしてるだろっていうか。一緒にロックンロールでクリスマスを盛り上がろうぜ」と呼びかけ、shakeも「キラキラとね、シャンパンの泡のように」と、2人らしく続けた。

 ◆Diamond Shake(ダイアモンド シェイク)86~89年に音楽シーンを席巻したロックバンド「レッド・ウォーリアーズ」のボーカル、ダイアモンド☆ユカイ(1962年3月12日生まれ、東京都出身)とギターの木暮“shake”武彦(1960年3月8日生まれ、東京都出身)が2021年に結成。22年10月、デビューアルバム「Diamond Shake」をリリース。

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