作家・伊集院静さん死去、73歳 妻の女優・篠ひろ子が発表【全文】「強がり言って誰にも会わず」「最期まで自分の生き方を貫いた」

 作家・伊集院静=本名・西山忠来=さんが24日、亡くなった。73歳。肝内胆管がんで治療を受けていたが、回復にいたらず、帰らぬ人となった。妻で女優、篠ひろ子(75)=本名・西山博子さん=が所属事務所を通じてコメントとともに発表した。10月初旬に肝内胆管がんとの診断を受けたことを、10月末に公表。篠さんによると、その後は、「誰にも会わず」に「2人だけの時間」を作ることができたという。

 2人は1992年に結婚した。前妻は85年に急性白血病で死去した女優・夏目雅子さん。篠は20年以上、女優としての活動は休業状態となっている。

 【篠ひろ子のコメント全文】

いつもお世話になっております皆様へ

突然のご報告となりますが、11月24日伊集院静は永い旅に出てしまいました。かねてより肝内胆管がんの治療をしておりましたが、残念ながら回復に至りませんでした。

自由気ままに生きた人生でした。人が好きで、きっと皆様に会いたかったはずですが、強がりを言って誰にも会わずに逝ってしまった主人のわがままをどうかお許しください。最期まで自分の生き方を貫き通した人生でした。

私たちに寄り添って2人だけの時間を作って下さった皆様、そして応援してくださったファンの皆様に心より御礼を申し上げます。

ありがとうございました。

       西山博子

   令和5年11月24日

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