伊集院静さん73歳で死去 肝内胆管がん 進行するまで発見困難の「難治性」執筆休止宣言から1カ月 復帰かなわず
作家・伊集院静さんが24日、亡くなった。73歳。肝内胆管がんで治療を受けていたが、回復にいたらず、帰らぬ人となった。妻で女優、篠ひろ子(75)=本名・西山博子さん=が所属事務所を通じて発表した。
伊集院さんは10月初旬にがんが見つかり、10月27日には公式HPで 肝内胆管がんは、治療に専念するため、執筆活動の休止を明らかにしていた。それからわずか1カ月あまり。復帰はかなわなかった。
肝内胆管がんは、肝臓の内部を通っている肝内胆管という部分にできるがん。黄疸(おうだん)や腹痛などの症状が現れる。
しかし、ある程度進行するまで症状が出ないことが多いため、発見が難しい。また、治療が難しい「難治性」のがんとしても知られている。