市村正親 子供達に「親父やるな」を見せたい 前妻・篠原涼子との15歳長男は俳優に 生涯現役宣言
俳優の市村正親(74)が27日、都内で行われた「第12回岩谷時子賞」授賞式に登壇した。戦後初の女性作詞家・岩谷時子さんの名を冠した本賞は、日本の音楽、演劇界の発展に功績のあった人物を表彰する。
同賞を受賞し、笑顔でクリスタルを受け取った市村は、「今年、俳優生活50周年を迎えます。貴重な時期に賞をいただいて、いいご褒美をもらったと思っています」と大喜び。今年は仕事をセーブし、来年3月から主演ミュージカル「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」に挑む。「大変な役です。でも生きがいです。死ぬまで頑張っていきたいと思っております」と生涯現役を力強く宣言した。
仕事にかける情熱の源は、「最近は子供たちが見に来ると、『うちの親父やるな』というのを見せなきゃいけないのが、一つの励みになっています」と子供の存在が大きいと話す。俳優の道を選んだ長男の市村優汰(15)への助言は「しません。親の意見って子供は聞かないものですよ。外で演出家や振り付けの人の意見を聞くようにとは言っています」と明かした。市村は前妻で女優・篠原涼子との間に優汰、次男(11)がいる。
同賞の奨励賞には女優の知念里奈(42)、特別賞にはジャズ演奏家・渡辺貞夫氏(90=欠席)が選ばれた。