日テレ幹部 櫻井翔の1月ドラマは騒動前に「決まっていた」と説明 旧ジャニ勢の新規起用でないとの見解説明
日本テレビの社長定例会見が27日、都内の同局で行われ、局幹部が創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題に揺れる旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)について言及した。
今後のスマイル社所属タレントの出演の行方について、福田博之専務は「案件の進捗(しんちょく)や、先方の対応が確認できたところでもう一度考えるが、それがない状況では新しいキャスティングはございません」と、新規キャスティングを見合わせている現状を明かした。これまで起用については「総合的な判断」と説明していたが、この日は具体的な内容を明かした形となった。
この対応は「以前から決まっていた案件以外」としており、来年1月スタートの「大病院占拠」の続編「XXX占拠」については、嵐・櫻井翔が主演を務めることが発表されているが「続編だから(起用した)ということではなく、タイミングが早かった。決まっていたということ」と説明した。
この対応について、福田専務は「我々自身もそこがけじめのラインだと思っていますので」と位置づけを説明。同局はすでにスマイル社に対し、再発防止策の策定を求める内容などの申し入れを行っており、「申し入れをしたものについて一つ一つ確認をして、満足な状況になった時に、クライアントや視聴者のみなさん、あるいは共演者の方の場合もあるかもしれないが、みんなに納得頂ける形にきっとなるのではないかと思っている。そのことで初めて新しい話を始めるということになる」と新規契約再開の見通しを示した。
また、24日に局幹部がスマイル社の幹部と対面して進捗状況の説明を受けたことを明かし「こちらからの申し入れについては、しっかりと対応して頂けていると捉えている」とした。