「ブギウギ」でトレンド入りした「乙部のりえ」のその後 美内すずえ氏HPで去就が明らかに

 28日に放送されたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」では、スズ子(趣里)に福島から上京した小夜(富田望生)という女性が弟子にしてくれと直談判しに来る。この小夜が方言丸出しで、弟子入りを直訴することから、大人気漫画「ガラスの仮面」のキャラクター「乙部のりえ」を思い起こす声が多数上がった。この乙部について、「ガラスの仮面」の作者・美内すずえ氏の公式HPで、その後が記されていた。

 小夜は、スズ子がステージを終えた控え室に突然やってきて弟子にしてほしいと懇願。関係者に止められるも構わず土下座し、もう行くところがないと訴え、哀れに思ったスズ子は「弟子は取らない」としながらも、「放り出すわけにもいきまへんな」と一時的に面倒を見ると言ってしまう。小夜は「ほんとけ?ありがとうございます」と満面の笑顔を浮かべる。

 放送後、小夜の突破力、田舎から出てきて弟子入り直訴という設定に、「ガラスの仮面」で北島マヤの付き人になった「乙部のりえ」を思い出す人も。乙部は熊本から出てきた田舎の少女だったが、実は地元では天才演劇少女と言われ、美貌を隠してマヤに取り入り、マヤの母が亡くなったタイミングでマヤに罠をしかけ、役を奪い取ってしまう。

 だが、これを知った姫川亜弓が激怒。格の違いを見せつけ、乙部をやっつける…。

 実は「ガラスの仮面」の作者・美内すずえ氏の公式HPに、乙部のその後が紹介されていた。

 それによると乙部は亜弓、マヤとの実力の違いに気づくも、演劇界からの評価はダダ下がり。自分の才能に自信も持てなくなり、なにをやってもうまくいかなくなったという。

 事務所を変えてモデルなどもしてみるも「やっぱりダメね。本気になれない」と挫折。だが田舎にも帰りたくない、日本にいるのも辛い…となり、海外へ。今は「アルバイトをしながらニューヨークでスタジオに通っているの。いつかミュージカルをやってみたいわ」と、ミュージカル女優をめざし、単身渡米し修行中であると説明されていた。

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