YOSHIKI 涙の誓い「僕らが前に進むことが最高の恩返し」HEATHさんお別れの会「なんてかっこいいヤツ」

 HEATHさんに向けて演奏するYOSHIKI
 HEATHさんに向けて演奏するYOSHIKI
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 先月29日に大腸がんのため55歳で死去した、X JAPANのベーシスト・HEATH(ヒース、本名=森江博)さんのお別れ会「HEATH Farewell & Flower Offering Ceremony」が28日、東京・Spotify O-EASTで営まれた。

 一般献花式には約1万人のファンが集い、関係者献花式にはX JAPANメンバーのYOSHIKI、SUGIZO、PATA含む約100人の著名人が参列した。白い花に包まれた祭壇には、HEATHさんが生前愛用していたベース10本が飾られた。中央の遺影には本人がお気に入りだったというライブ写真。参列者からX JAPANをイメージした真っ赤なバラが、祭壇前に手向けられた。

 関係者献花式では、YOSHIKIが最初に献花し手を合わせた後、13分間にわたって涙ながらにスピーチ。1992年の加入からの思い出を振り返り、「今日に至るまでずっとHEATHはX JAPANのメンバーであり、いつも支えてくれた」と感謝。遺影のベースを持ったHEATHさんと目を合わせ、「最後までロックミュージシャンとして生き通した、なんてかっこいいヤツだったんだろうって思います」と語った。

 「HEATHだけじゃなくていろんな別れがあったけど、僕らが前に進むことが最高の恩返しなのかなと。正直、X JAPANのことに関しては、自分を責めても責めきれない。なんであのタイミングで自分は動かなかったんだろうとか、なんでHEATHはいつまでもいると思ってしまったんだろうと。なんで最近までどれだけHEATHがこのバンドに貢献してくれたのか(わからなかったのか)。そういうことを考えているとみんなも自分も前に進めなくなるんで…」と涙ながらに後悔の念を口に。「きょうは僕らがHEATHのために前に進まなきゃいけない、決意表明になるのかなと思っています」と語った。X JAPANの代表曲「ENDLESS RAIN」をピアノ演奏した。

 参列したバンド関係者に向けて、「『明るくロックな感じで送り出してほしい』とHEATHは言っていたので、みんなが頑張ることが何よりの恩返しだと思ってる。みんな頑張ってください」と呼びかけた。PATAは「笑顔で見送ってください」、SUGIZOは「どんどん仲間があちらに行ってしまいます。残された僕たちは最後までロックし続けましょう。全霊で死ぬまで」と声をかけた。

 本会はHEATHさんの「すべてをリーダーであるYOSHIKIに一任したい」という意向を受け止め、YOSHIKIが全費用負担して、参加費無料で実施された。

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