羽鳥慎一アナ、24時間テレビ寄付金着服に激怒「もう、あり得ません」系列局全てでチェックの必要も訴え
元日本テレビでフリーの羽鳥慎一アナウンサーが29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、日本テレビ系列の放送局の幹部社員が「24時間テレビ」の寄付金を着服していた問題に激怒した。羽鳥アナは長年にわたって「24時間テレビ」の司会を務めている。
番組では、日本海テレビの経営戦略局の田村昌宏局長が14年以降、「24時間テレビ」の寄付金など計約1118万円を着服していた問題を取り上げた。24時間テレビの着服した寄付金は264万6020円。
羽鳥アナは「もう、あり得ません」と怒りをにじませ、「10年も気づかなかった会社、会社の責任もあると思います」とも断じた。
着服した元社員は53才であったことから「30年、日本テレビ系列の社員としてこの番組に携わって、寄付金に対してこういう思いなんだ、この人は…と思う」とバッサリ。さらに、善意の上でなりたっている番組であることから、「形は寄付、お金で受け取っているが、皆さんの『こういう風にして』という思いを預かっているわけで、この1人の人間が完全に裏切った」「単なる着服では済まされない。非常に悪質な事案と、私は怒りを感じております」とも語った。
今後は系列局すべてでチェックをし「1人の人間がやった、特殊な、異常な事態とお伝えしないと、『(もう寄付は)しないよ』となっても仕方がないと思う」と、チェックした結果を公表する必要があるとも訴えた。