中村獅童、父の廃業で不遇の時代回顧「年功序列というか役つかなかった」 自身の弟子には「主役」の場を用意
俳優の中村獅童が29日、日本テレビ系「DayDay.」に、長男の陽喜くんと出演。父親が歌舞伎を廃業し、役に恵まれなかった若手時代を振り返った。
獅童は、8歳のときに「二代目中村獅童」を襲名したが、すでに父親は歌舞伎俳優を廃業して、一般企業に勤める社会人になっていた。「最初から父がいないなかでの初舞台だったので。子どもですからね、憧れの世界に入れたってことのうれしさの方が大きくて」と当時を振り返ったが、「だんだん大人になって父がいないってことを実感するようになりました」と話した。
MCを務める南海キャンディーズの山里亮太から「どういうときに実感されました?」と尋ねられると、「年功序列というか、なかなか役がつかなかったですねえ」と説明。当時は、並びと呼ばれる四人ひと組の役や群衆役など役に恵まれなかった不遇の時代を告白した。
そうした経験を踏まえ、「だから、時代も変わってきてますので。自分が『超歌舞伎』というのをやらせていただいているんですけど、その時にはお弟子さんに主役をやっていただくリミテッドバージョンというものをやらしていただいています」と、多くの若手にチャンスを与えていることを明かした。