ゴジラ 北海道襲来「-VSキングギドラ」以来32年ぶり 神木隆之介と浜辺美波と“凱旋”
俳優の神木隆之介(30)が29日、北海道・札幌市内で行われた主演映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」の北海道上陸イベントに浜辺美波(23)、山崎貴監督(59)と登場した。ゴジラの頭を乗せて日本全国を巡り、走行距離5000キロに及んだ「ゴジラトラック」が、最終目的地として北の大地に襲来。シリーズ30作の中で唯一、北海道を襲撃した91年公開の「ゴジラVSキングギドラ」以来、32年ぶりの“凱旋”に道産子たちが沸いた。
工事中の道庁赤れんが庁舎を臨む広場にゴジラが“襲来”した。気温はマイナス1…をさらに下回る氷点下3℃。小雪が散り、底冷えのする札幌で、雪化粧をしたゴジラトラックをバックに登場した神木は「ちょっと(手が)痛くはなってきたんですけど、この寒さで北海道に来られたんだって実感します」と笑みを浮かべた。
70周年を迎えるゴジラだが、北海道にはシリーズで1度しか上陸しておらず、その際に襲撃したテレビ塔と大通公園がファンの間で聖地とされている。32年ぶりの“凱旋”に、集まったファン300人は歓喜。浜辺も「順調に滑舌を奪われています」と寒さで顔を赤くしながら、北の空気を楽しんだ。
映画は28日までの公開26日間で、観客動員数228万人、興行収入35・3億円を突破。勢いは国内だけにとどまらず、12月1日に北米での封切りが控えるなど、50の国と地域での公開が予定されている。
続編を期待する声も多いだけに、浜辺は「いつか貴さん(のゴジラ)に壊してほしいですね、テレビ塔を。期待が高まりますね」と隣をちらり。苦笑いの山崎監督は「ノールックでバシッと(しっぽの)一撃ですね」と未来の北海道再上陸を構想していた。