１日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「ブギウギ」では、歌う場所を失ったスズ子（趣里）が、羽鳥（草彅剛）や、茨田（菊地凛子）らの影響を受け、自分の楽団を立ち上げる。一歩を踏み出したスズ子だったが、次週予告では、不穏なタイトルがつけられており、ネットを早くも泣かせている。

　この日の「ブギウギ」では、羽鳥から茨田の舞台のチケットをもらったスズ子が、茨田の歌唱に感動。自分の楽団を率いて自分の歌を貫く茨田は、スズ子へ「人の歌に感動してないで歌を歌いなさい」と叱責する。

　その言葉を胸に帰ると、おでん屋で再び梅吉（柳葉敏郎）が泥酔。けんかで迷惑をかけたとおでん屋に詫びると、実は梅吉は、客がスズ子の悪口を言っているのを聞いてしまい、ケンカになったと原因を明かす。

　これで覚悟が決まったスズ子は、「福来スズ子とその楽団」を立ち上げると決意。梅丸のバンマスだった一井に声をかける…。

　そして始まった次週予告。羽鳥が茨田とスズ子の「合同コンサートだ」と声かけ。楽団員の笑顔も映ったが、すぐに小夜が「米英と戦争が始まった」と恐怖の表情。スズ子が「歌が、まともに歌われへんねん」とステージで崩れ落ちるシーンも。梅吉の深刻な表情も映っている。

　しかも次週のタイトルは「大空の弟」。どう考えても六郎の事だと思われる。六郎は出征しており、軍隊に入れた事を「初めて認められた」と喜んでいたが、スズ子の前では死への恐怖も吐露していた。亀が大好きで、のんびりした優しい性格。スズ子へ送ってきた手紙でも、亀のことばかりが書かれており、元気そうな様子を漂わせていたが…。

　ネットも「週タイトル『大空の弟』…これは、もう変な期待など一切せずにただただ覚悟して見守るしかない。悔しい」「やっと父娘でツヤがいなくなった悲しみを共有出来たと思ったのに！来週の予告ー！！『大空の弟』のサブタイトル！！」「「大空の弟」ってやめてくれ～」「六郎くんは…」「六郎ーーー！」の声が。

　「大空の弟」とは、スズ子のモデルとなった笠置シヅ子さんが弟を思って歌った曲。１９年に楽譜が見つかっている。