市川團十郎 京都・南座「吉例顔見世興行」初日 新之助の初舞台 ぼたんと親子共演

 京都・南座の年末恒例公演「吉例顔見世興行」(24日まで)が1日、初日を迎えた。

 今年は十三代目市川團十郎白猿(45)の襲名披露と八代目市川新之助(10)の初舞台の公演。昼の部「外郎売」では、新之助扮(ふん)する外郎売がよどみない早口や軽やかな立廻りで観客をくぎ付けに。團十郎と市川ぼたん(12)が親子共演する「男伊達花廓」は、ぼたんが愛らしい手鞠や踊りを披露した。

 「景清」では、團十郎扮(ふん)する景清が力強い立廻りを熱演。客席に「成田屋」の大向うと拍手が響いた。舞台に大きな海老も登場した。

 夜の部は片岡仁左衛門(79)の「仮名手本忠臣蔵」、「口上」、團十郎の「助六由縁江戸桜」が上演された。

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