とにかく明るい安村 「アイム・ウェアリング・パンツ」で8年ぶり2度目の流行語 「穿いてますよ」英人気番組で再ブレーク
今年を代表する言葉を決める「2023ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で開かれ、年間大賞に18年ぶりリーグ優勝、38年ぶり日本一に輝いた阪神のスローガン「アレ(A.R.E.)」が選ばれた。芸能界からはお笑い芸人・とにかく明るい安村(41)の「I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)」が選考委員特別賞を受賞した。
世界を席巻した〝トニー〟こと、とにかく明るい安村が返り咲いた。2015年に日本語版の「安心して下さい、穿いてますよ」でトップ10入りをして以来、8年ぶり2度目の受賞。2度目の受賞は史上初の快挙となった。スケジュールの都合がつかずビデオ出演となった安村は、「ネタの内容は一つも進化していません!でも受賞しました!ドントウォーリー!アイムウェアリング・パンツ!」とおなじみのフレーズを叫び喜びを表現していた。
今年、イギリスの大人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出場し、英語版「穿いてますよ」ネタで爆笑をかっさらい、日本人初の決勝進出を果たして再ブレーク。世界を飛び回る活躍を続けている。受賞解説では「“新語・流行語大賞を受賞した芸人はその後、人気が続かない”というジンクスを見事に打ち払ってくれた」と、一発屋芸人の再起を喜んだ。
またトップ10には、藤井聡太八冠(21)の誕生で爆発的に増えた、将棋の観戦ファン「観(み)る将」が選出。日本将棋連盟専務理事の脇謙二九段(63)は表彰盾を受け取り、「観る将」という言葉が十数年前に、将棋ファンで経営コンサルタントの梅田望夫氏から提案されたという話を披露し「観る将という言葉が徐々に浸透しまして、今は一般化した言語となりました。時代を超えて将棋が進化し続けている証でもあります」と喜びを語った。
他にも芸能界から新星の個性派4人組ユニット「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」が選ばれた。