中村獅童次男・小川夏幹くん 3歳せりふ堂々「われは夏櫻丸なり」長男・陽喜くんと父子3人共演

 歌舞伎俳優・中村獅童(51)の次男・小川夏幹(おがわ・なつき)くん(3)が3日、初日を迎えた東京・歌舞伎座の「十二月大歌舞伎」(26日まで)第一部「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」で初お目見えした。

 夏幹くんは舞台終盤に物語の中心となる千本桜の精霊・夏櫻丸(なつおうまる)として兄・小川陽喜くん(5)とともに登場。「われは夏櫻丸なり」のせりふを発し、父の獅童、兄との舞台上での共演を果たした。

 11月には、獅童が夏幹くんに関して「生まれながらに両手の小指が欠損しているという状態」だと告白して話題に。獅童は「一つの個性として、受け入れられるような社会になってほしい」と話していた。

 夏幹くんが出演した公演は、歌舞伎座では初となる「超歌舞伎」。インターネットとリアルが連動する大型イベントから誕生したもので、CGのバーチャルシンガー「初音ミク」と獅童が共演し、16年から千葉・幕張メッセで上演されてきた。大向こうからは、獅童の屋号である「萬屋」の声に加え、初音ミクに向けた「初音屋!」という声が響いた。

 多くのペンライトがふられ、観客が立ち上がって歓声が送られる中、獅童は“カーテンコール”で超歌舞伎初の歌舞伎座公演に「どうもありがとうね!ここまでたどりつくことができました」と謝意。「賛否両論あるとは思いますが、私はいつの時代も賛否の中で生きていたいと思っています。これが超歌舞伎!どうもありがとう!」と叫んだ。

 興行元の松竹・高橋敏弘社長は「来年に向けて弾みを付けてもらったと思います」と述べ「ピンチはチャンス。(コロナ禍が過ぎた)来年は攻めていきたい」と意気込みを語った。

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