やす子「夏休みは地獄」の極貧子供時代 50円パンの耳で食いつなぐ「夜ご飯は1分で終わる」
お笑い芸人のやす子が3日、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」で、貧しかった幼少期の食生活を告白。放送後のXでは、「実際子供の頃は貧乏だけどとても楽しかった」と振り返った。
やす子は番組企画で大手コンビニチェーンの商品開発を任され、その開発テーマに「食べて楽しく元気になる」を掲げた。このテーマにした理由は、やす子の子供の頃の食生活にあった。
やす子は、商品のプレゼンで、「家庭環境が貧しい方で、洗濯機もテレビもなかったり」と切り出し「50円でパンの耳を買って、それで食をつないで生きる感じ」だったと説明。母子家庭で、妹との2人姉妹だったやす子は、母が昼夜を問わず働いていたため、夕食はほぼ妹と2人。率先して学校の給食当番になり、あまったパンなどを持ち帰っていたという。
「給食以外は食べないことが多くて。夜ご飯は1分ぐらいで終わった」という状況。「夏休みは地獄。給食がないから」と長期休みは空腹との戦いだったと振り返った。
「いかにお腹をふくらませるかに命をかけていた」ともいい、どうしても我慢できなくなると、50円を握りしめてパンの耳を買いにいく生活。笑顔なく食べる妹を見て、「もっと喜ばせてあげたい」と考え、料理の知識もない中、パンの耳を油で揚げ、砂糖をまぶしたところ、妹が「おいしい」と笑顔に。やす子も嬉しい気持ちになり、砂糖をマヨネーズやココアに変えて味変するなど、工夫をこらして食べる楽しさを感じていた。
そんな背景があることから「楽しく元気になる食べ物を作りたい」という考えに至ったと言う。
やす子は放送後、Xで「VTRでは可哀想な感じに見えますが実際子供の頃は貧乏だけどとても楽しかったし、1人で育ててくれた母親には感謝しています 今はとても母と妹とも仲いいです」と説明している。