65歳の個性派俳優、子どもは8歳&結婚は54歳と告白、大河「家康」共演のムロツヨシ「目標ができました」
NHK大河ドラマ「どうする家康」で明智光秀を演じた俳優・酒向芳(さこう・よし=65)が3日、フジテレビ系「ボクらの時代」に出演し、子どもが8歳であることを明かした。
この日はムロツヨシ(47)、江口のりこ(43)というそれぞれ独特の空気感を持つ俳優3人でのトークだった。3人は同局系ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」で共演している。酒向は大河で豊臣秀吉役だったムロと共演していた。
自然と回し役となったムロが酒向に子どもとの向き合い方を質問。酒向は「1人しかいないからね。よく話すようにはしてるよ」と語った。「『仮面ライダー』の話をしたりとか、『SPY×FAMILY』の話をしたりとかしてコミュニケーションを取ります」と照れながら内容も明かした。
コミュニケーションのテーマが子ども向けということもあり、江口は「何歳か聞いていいですか?」とポロリ。酒向は「8歳。かわいいよ」とはにかみながら答えた。「子どもに仕事で助けられることも多い」とし「泣かなきゃいけない時、自分の子どもを(役の上で)何回も殺しちゃったりすることあるけど、自分の子どもが亡くなった時に(自身の心境を)例えると涙ポロポロ出てきちゃうよね」と具体例を挙げた。
江口は「こんな言い方アレやけど、便利ですね」と感心した。「だって(涙が出る確率が)100%なんですよね、子どものことを考えると」と江口が感嘆の声を上げると、酒向は「子どもを持って初めて分かることだから。持たなかったら『あぁ、そうなんだ』ぐらいですんじゃうんだよね。子どもはいろいろ教えてくれる。足りないところを補ってくれる」と体験の貴重さを語った。
酒向は逆に独身の2人に「家庭を持ちたいって思うことはないの?」と質問。あまり結婚に前向きではない2人に対して「出会えるよ。おれだって54で一緒になってるから。それまでは『ずっと1人だろうな』って思ってたもん」と激励した。
ムロは「酒向さんという目標ができました」とニヤリ。これからは「『酒向さんっていう例がありますから』って言います」と“言い訳”に使うことを示唆した。