宝塚歌劇団、宙組の東京公演全日程を中止 宙組と月組の娘役組替えも中止
宝塚歌劇団は5日、宙組の「PAGADO(パガド)/Sky Fantasy!」の東京宝塚劇場公演を12月24日の千秋楽までの全日程を中止すると発表した。それに伴い、すでに発表していた宙組娘役・天彩峰里(あまいろ・みねり)と月組娘役・きよら羽龍(はりゅう)の組替えを中止することも発表した。
天彩は12月25日付けで月組へ組替え、きよらは来年2月1日付けで宙組への組替えが発表されていた。劇団は「宙組東京宝塚劇場公演中止にともない、組替えを中止いたします」とした。
宝塚歌劇団では、9月30日に宙組の25歳の女性が、兵庫県宝塚市内の自宅マンション敷地内で死亡しているのが見つかっていた。9月29日が初日だった宙組の宝塚大劇場公演は10月1日から上演見合わせとなり、その後に11月5日の千秋楽までの全公演が中止。東京公演は初日の11月25日から12月14日までの中止が発表されていた。
団員が急死した問題について11月に会見した木場健之理事長(当時)は、宙組の東京公演について「出演者の心身の状況を含め、公演を安全に実施できるという見込みが立ちましたら、実施してまいりたいと考えております」と上演を示唆していた。