元M-1決勝常連スーパーマラドーナ 近年の大会分析「人間力ないと優勝できない時代」

 お笑いコンビ・スーパーマラドーナの田中一彦(46)と武智(45)が6日、大阪市内で、結成20周年全国ツアー「なんとか、ここまで来れました」(12月9日、愛知・大須演芸場。来年2月18日、福岡・よしもと福岡 ダイワファンドラップ劇場。2月24日、大阪・心斎橋PARCO 14F SPACE14。3月1日、愛媛・IYO夢みらい館。3月9日、東京・ルミネ the よしもと)の取材会に出席した。

 2人は漫才頂上決戦「M-1グランプリ」でラストイヤーの2018年まで4年連続で決勝に進出した実力コンビ。「2015年に初決勝行った時は365日寝る以外全部M-1にささげた」(武智)という思い入れの深い大会を振り返り、武智は「4年連続決勝に出させてもらったのが、この20周年につながっている。やっぱり結果が出ないと続けていけない世界なので、M-1が僕らに20年目以降も漫才をやっていい権利をくれた」と感謝した。

 賞レースよりも寄席が得意。ネタ作り担当の武智は「左脳をよく使うのが寄席で、右脳をよく使うのが賞レース」と例え、「右脳は直感とか、ニュアンスとか。左脳はしっかりとした骨組みとか、理由があってウケる説明がつくんですけど、M-1には説明がつかない面白さもいるんです」と説明。田中が「(M-1には)最近、熱量が多い人が多いじゃないですか。人間力みたいな」と話すと、武智もうなずき「昨今のM-1はウエストランド、マヂカルラブリー、錦鯉さんしかり。面白いだけでなく人間(力)が乗っかってないと優勝できない時代に入ってきた感じがします」と分析した。

 結成から20年の間に、田中の2度の失踪(2007年、2014年)と1度の解散、武智の3度の炎上を経験した。NSC大阪校22期の同期はダイアンやNON STYLE、南海キャンディーズの山里亮太などそれぞれに活躍中。武智は「僕らなんて劣等生。その中で20周年までやって来られたのはすごいこと。よくここまで来られたなというのが率直な感想」と懐古した。

 田中は失踪後もお笑いを続けたモチベーションを聞かれ「お金です」ときっぱり。「5分10分の出番でいっぱいもらえるんで」と話すと、武智は「ほんまに芸人ですよ」と笑っていた。

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