新作ゴジラが全米の歴代邦画実写興収を34年ぶりに更新「子猫物語」超え
映画「ゴジラ-1.0」が、北米で現地時間1日から公開され、全米における累計興収が同5日(火)までに1436万ドル(Comscore調べ)を突破した。邦画実写作品の全米興収は「子猫物語」(89年公開)の約1329万ドルが歴代1位だったが、34年ぶりに更新。上映開始から、わずか5日間で大記録を軽々と踏み越えた。
北米では邦画実写史上最大規模となる2308館(うちラージフォーマット750館)で初日を迎え、週末3日間(12月1日~3日)のオープニング興収(先行上映含む)で約1100万ドル(約16億円)を記録。日本製作のゴジラシリーズ全米最高興収で「子猫物語」に次ぐ歴代2位だった「ゴジラ2000 ミレニアム」(99年公開)の約1003万ドルを3日間だけで上回り、全米の週末興収ランキング3位にランクインした。
アメリカ最大の映画評論サイト「Rotten Tomatoes」では、条件を満たすことで付与される高評価作品の認証「Certified Fresh」を獲得と評判は上々。2500館以上に拡大上映されることも決定した。今後は約50の国と地域で公開予定と、全世界へ進撃を続けていく。
山崎貴監督は「長い間破られなかった記録を他ならぬゴジラが飛び越えてくれたことが嬉しいです。思い返せば、キャストもスタッフも愚直にただひたすらに面白い物を!と作っていたことが、このような素敵な結果に繋がったんだと思います。このことをずっと覚えていようと思います」と歓喜のコメント。
主演の神木隆之介も「アメリカの方々にもたくさん観ていただいていて、夢みたいです!!幸せでございます!そこで僕は思いました。これから山崎監督の事はちゃんと、『世界のタカシ』と呼ばせていただきます。本当に皆様のおかげです!ありがとうございます!」と興奮を隠せないでいる。