【全文】宝塚歌劇団 遺族側会見に「真摯に受け止め」「ご遺族に改めて正式な謝罪の機会をいただけるよう」
宝塚歌劇団は7日、宙組に所属していた劇団員の女性(当時25歳)が9月に転落死した問題で、遺族側代理人から6日に意見書が届いたことを公表。この日、都内で遺族側代理人が開いた会見を受け、「ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議してまいる所存です」とのコメントを発表した。
遺族側は会見で、5日付で阪急グループ・劇団あてに意見書を提出したと発表。パワハラの証拠とするLINE画像なども提出したことを明かした。また、会見では、母親とのやりとりや、深夜に上級生から責(しっせき)を受けるメッセージの画像など17点に及ぶ証拠資料の一部を公開した。
【以下、歌劇団のコメント全文】
ご遺族代理人からの意見書の受領について
このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。12月6日(水)に、当方代理人を通じて、今回の件に関するご遺族の代理人からの意見書を受領いたしました。弊団としましては、11月14日に公表した調査報告書の内容のみにとどまることなく、意見書や本日のご遺族代理人の会見の内容等も踏まえて改めて事実関係の精査等を行うとともに、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議してまいる所存です。ご遺族には、改めて正式な謝罪を申し上げる機会をいただけるように努めてまいりたいと考えております。