「ブギウギ」やはり梅吉は聞こえていた スズ子へ改めて「親子やから」にネット泣く
8日に放送されたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」では、梅吉(柳葉敏郎)が、スズ子(趣里)の歌を聴き、改めて香川へ帰る気持ちを固める。情けない父でもいなくなると寂しいと訴えるスズ子へ、梅吉は「決まってるやろ。親子やからや」と語りかける。スズ子は梅吉とのケンカで、自分が本当の娘ではないと口走ってしまったが、梅吉は改めてスズ子が大事な「娘」と伝え、別れを告げる。
この日の「ブギウギ」では、スズ子が歌った六郎の歌で、改めて梅吉は六郎の死を受け入れ、香川へ戻ってやり直すことを決意。いきつけのおでん屋台で、スズ子へ改めてその気持ちを伝える。
スズ子は「わては寂しい。飲んべえで働きもせんと、情けのうてだらしない、何の役にもたたへんお父ちゃんやけど、寂しい。なんでやろう」とつぶやくと、梅吉は「決まってるやろ。親子やからや。当たり前やないか」とほほ笑む。スズ子もすぐに「そやな。親子やねんから」と笑顔を見せる。
スズ子は梅吉との大げんかで、つい「ホンマの娘やない」と口走ってしまっていた。梅吉はその言葉が聞こえていたか、いないか、微妙な反応を見せていたが、この日の言葉で、やはりスズ子の言葉は聞いていたものと思われる。
梅吉は「ワシはお前が娘でホンマに良かった」と伝え、スズ子も「わてもや。お父ちゃんがお父ちゃんで本当に良かった」と感謝を伝える。血の繋がった親子ではないが、本当の親子となった瞬間でもあった。
ネットもこのやり取りに「血のつながりよりも濃い絆で結ばれた梅吉スズ子」「本当の親子、本物の親子」「血のつながりではなく、心で繋がる父娘」「梅吉さん、以前スズ子が言っていた『ほんまの親子やないからか』っていうの聞こえてたんだな」「ここでスズちゃんの一番聞きたかった言葉が聞けてよかった」など感激の声が上がっていた。