寺田心 趣味は筋トレ→腹筋6パック「8キロのダンベルを両腕150回&腕立て伏せ150回」

 元スタジオジブリの西村義明氏が2015年に設立したアニメーション映画制作会社「スタジオポノック」の長編アニメ映画第2弾「屋根裏のラジャー」(15日公開)の主演声優を俳優の寺田心(15)が務め、鈴木梨央(18)が共演する。2人は10年に、同じ芸能プロダクションに入所した同期。天才子役として名をはせた2人が、子供から大人に変わる現在のアンビバレントな年頃を語り合った。

 「屋根裏のラジャー」は、ひとりぼっちの少女アマンダ(鈴木)と、アマンダの想像上の友達ラジャー(寺田)が繰り広げる大冒険ファンタジー。想像した本人にしか見えない「イマジナリ」の世界を旅する。

 劇中ではほぼ同年齢の設定だが、実際は3歳差。鈴木が「私たち同期だよね?事務所入ったの2010年でしょ?」と聞くと、寺田は「いやいや。おこがましいですよ。先輩です!先輩。昔は『梨央お姉ちゃん』と呼んでたけど」と返した。

 鈴木が8歳、寺田が5歳だった14年のドラマ「明日、ママがいない」で共演。鈴木は「あの頃は、ちっちゃくて手をつないだりしてたのに。当時から、頭は大人みたいで、大人が着ぐるみを着てるのかと思ったけど。久々に見たら本当にクールボーイになっちゃって」。中学に入って40センチも身長が伸びた寺田を見上げた。

 寺田は中学でバスケットボール部に入り「ゴリゴリやってます」と夢中な様子。最近の趣味は筋トレにシャドーボクシングと明かし「8キロのダンベルを両腕150回ずつやって、腕立て伏せを150回。その後にもダンベルを…(話が止まらず)。腕の筋肉もついたんですけど、腹筋も勝手に6つに割れちゃって」とマッチョボディをアピールした。

 対する鈴木は、今春に卒業した高校では「演劇部でした」と回答。「えーっ!」と驚く寺田に「先輩や後輩と集まって、一つのモノを作り上げてというのが楽しくて。友達がつくった脚本にダメ出しをしたり。あっ、アクション部にも入ってました。お芝居で大人の人がやっているのを見て、私もやってみたいなと。でも、畳の上で回し蹴りの練習をして転んじゃったり」。「演じることが大好き」と語り、私生活でも芝居漬けの学生時代を過ごした。

 子役時代をへて充実した青春を送り、偶然にもアクションや肉体改造に取り組んでいた2人。鈴木が「いつかアクション映画で共演できたらいいですね。戦う?」といたずらっぽく目をやると、寺田は「先輩の方が強そうだから…。バディで一緒に戦いましょう」と声を弾ませた。

 ◆寺田心(てらだ・こころ)2008年6月10日、愛知県生まれ。3歳から芸能活動を開始。15年、TOTO「ネオレスト」のCMでブレーク。NHK大河ドラマ「おんな城主、直虎」、同ドラマ10「トクサツガガガ」、同連続テレビ小説「らんまん」などに出演。映画でも「ばあばは、だいじょうぶ」に主演。

 ◆鈴木梨央(すずき・りお)2005年2月10日生まれ、埼玉県出身。10年、芦田愛菜に憧れて所属事務所のジョビィキッズ入り。12年、ドラマ「カエルの王女さま」でデビュー。NHK大河ドラマ「八重の桜」で演じた幼少期の八重役が話題に。吉田羊と共演しているポカリスエットのCMでもおなじみ。

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