尾上菊五郎 脊柱管狭窄症と座骨神経痛も「酒とタバコは大丈夫」初春歌舞伎公演への意気込み豪快に

 取材会に出席した(前列左から)中村時蔵、尾上菊五郎、(後列同)中村萬太郎、坂東彦三郎、尾上菊之助、中村梅枝
 取材会で元気な笑顔を見せた尾上菊五郎
 取材会に出席した(前列左から)中村時蔵、尾上菊五郎、(後列同)中村萬太郎、坂東彦三郎、尾上菊之助、中村梅枝
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 歌舞伎俳優・尾上菊五郎(81)が14日、東京・初台の新国立劇場中劇場で行われた「令和6年初春歌舞伎公演」(来年1月5日~27日)取材会に、中村時蔵(68)、尾上菊之助(46)らと出席した。

 菊五郎は10月の国立劇場公演を体調不良で休演したが、改めて体調を報告。「背骨がまっすぐになっちゃってクッションが効かなくて。脊柱管狭窄症と座骨神経痛っていうのを両方やってますんで。立っているのがつらいんですよね。動いちゃう方が楽」と説明した。「役者って体が動かないと面白くないもんで。なんとなく舞台には出ておりましたが、もっと動きたいなあとは思いました」と明かし「酒とタバコは大丈夫なんですけどね」と豪快に笑った。

 今年1年を振り返り「孫(尾上眞秀)の初舞台があったり、菊之助の方は親子で『連獅子』を演じたりと、なかなかみんな活躍してくれまして。いい年でした」と満足げに話していた。

 「梶原平三誉石切」で梶原平三景時を初役で演じる菊之助は「新しい国立劇場への第一歩を初台の地で踏み出すことができて、うれしく思っています」と決意を新たにしていた。

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