ムロツヨシ 永山瑛太にせん望「かっこよくなった。家庭を持ったり、僕の知らない感動とか」
俳優のムロツヨシ(47)が14日、都内で行われた主演映画「身代わり忠臣蔵」(来年2月9日公開)の完成報告会見に永山瑛太(41)らと出席した。ムロは赤穂浪士たちの仇討ちを描く「忠臣蔵」をテーマに、性格の真逆な吉良家の兄弟の2役を演じる。
両者の映画共演は20年ぶりといい、永山から「確実にムロくんが忠臣蔵に爪痕を残すなという予感がしました。いい意味でも悪い意味でも。この時代にムロツヨシという俳優が必要なんだと思った」とたたえられ、照れ笑いを浮かべたムロ。「(永山の)横顔を見た時にかっこよくなったなと思いましたね。家族を持ったり、僕の知らない感動とか(を経験したり)、うらやましくもありました」と感慨深げだった。
この日は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りを果たした日で「忠臣蔵の日」に制定されている。作品に縁深い日の会見となり、ムロは「僕らよりも下の世代に時代劇をどうやってお届けしようか、なぜあだ討ちがあったのかを伝えていかなきゃいけないという使命を感じさせられました」と作品の意義を強調していた。