お笑いコンビ・ナイツが１２日、テレビ朝日系「証言者バラエティ　アンタウォッチマン」に出演し、脚を切断する寸前だったことを明かした。

　塙宣之は元々芸人志望だったが、兄・はなわが先に芸人としてデビューしてしまったため、母親に説得されて東京の大学に進学した。大学の落語研究会で先輩と「ナイツ」として活動していたが、先輩がお笑いをやめたタイミングで土屋伸之とコンビを結成。「ナイツ」というコンビ名はそのまま使い続けた。

　しかし結成直後に塙が交通事故に遭ってしまう。ＶＴＲで登場した兄・はなわも「わが家にとっての最大の事件」というほどで「後々警察の方に聞いたんですけど『普通の人だったら即死してるぐらい』のけっこう大事故だったんですよ」と明かした。

　塙は「バイクで車とぶつかってしまって」と自ら説明。「大腿（だいたい）骨の複雑骨折というけっこう大変な事故で、（脚が）壊死（えし）してきちゃって、それが全身にまわると死んじゃうので『太ももの下から切断をしますので』みたいなことを言われて。『切断だと思ってください』みたいなぐらい大変な事故だった」と説明した。

　ギリギリ切断は免れたが、治療には１年以上かかったという。土屋は、お見舞いに行って、はなわと会った時に「弟がこんな感じだから、土屋くんも諦めて自分の人生歩んだ方がいいよ」と諭されたことも告白。それでもはなわに対して「塙さんと漫才を続けるんで安心してください」と揺るがぬ意思を伝えたという。