すい臓がんステージ4の叶井俊太郎氏「来週も生きてるか分からない」前倒しで仕事「調子は悪いよ」

 映画プロデューサーの叶井俊太郎氏(56)が16日、都内で行われた「第1回 東京国際 叶井俊太郎映画祭」トークショーに出席した。

 叶井氏は昨年6月に膵臓がんが判明。医師から余命半年の宣告を受け、現在ステージ4であることを公表している。

 この日、チェックシャツにダウンベスト、デニム姿で登場した叶井氏は、手がけた作品の裏話を明かして会場の笑いを誘うなど、小気味よいトークを展開。「ステージ4で末期がんだけど、自分の名前のついた映画祭なんてなかなかないからね」と話し、「(トークショーは17日まで計)4回あるけど、頑張ります。ここで悪化して死んでもそれはそれでしょうがない」と語った。

 余命半年と告知されてから1年半。精力的に仕事をこなしており「めっちゃ忙しいね。前倒しで仕事してるから。来年の夏の仕事とかもしてる。再来年の春くらいまである。俺、死ぬからね。来週も生きてるか分からないから」と叶井氏。「調子は悪いよ。だるいんだよね」と漏らし、今後の抱負を聞かれ「抱負なんてないよ。いつ死ぬか分からないんだから」と言いつつも、「映画の話、いろいろ来てます」と衰えぬ意欲をにじませていた。

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