加賀まりこ、30歳直前で出産→7時間後に死去で心境は激変「普通に憧れるのはよそう」
女優の加賀まりこが20日、NHK「あさイチ」にVTRで登場し、出産した過去について語った。加賀は冒頭で「80歳になりました」とあいさつし、スタジオをどよめかせた。
この日は加賀、黒柳徹子、風吹ジュンの3人が番組に寄せられた質問に答えていくという特別企画。鈴木奈穂子、安部みちこ、近藤泰郎の3人のアナウンサーが共通の7つの質問を3人に聞いていった。
熊本県の40代の女性から「生きてこられてご自身が大きく変わられた時期はありますか?」という質問が寄せられ、3人ともが「30~40代の過ごし方」について答えたという。加賀は30代直前にあった人生の岐路について語った。当時、未婚のまま妊娠し、世間からバッシングを受ける中で出産することを決意した。
加賀は「今思い返すと、わたしは普通に憧れてたんですね、普通に。子どもを産んで、育てて、責任を持って愛情を注いで…そういう母親の生活をしてみたかった」と振り返った。続けて「で、それは結果ね、生まれてから7時間でこの世を去ってしまったんだけれど」と赤ちゃんがすぐに亡くなってしまったと明かした。「でも、そこでわたしが学んだことは、普通に憧れても小さくまとまるだけだなって。だから普通に憧れるのはもうよそうってその時思いました」と子どもの死をきっかけに心境がガラリと変化したと語った。
好きな言葉として「人生はツーペイ」を挙げ、「ツーペイ」とは「行ってこい」と説明。「プラスがいっぱいあっても、マイナスもいっぱいあるわけだから」と語った。パートナーからも「つらいことばかりじゃないから。ツーペイだから」とよく言われるということも明かした。