“最後のスマイレージ”佐々木莉佳子がアンジュ卒業へ 東日本大震災から立ち上がったド根性の二刀流娘

 ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムの佐々木莉佳子(22)が21日、来春に卒業することを発表した。佐々木は2014年10月に「スマイレージ」のメンバーとしてグループに加入。同年12月にグループ名が「アンジュルム」に改名された。すでに同期や先輩メンバーは卒業しているため、佐々木が最後のスマイレージメンバーだった。

 佐々木は宮城・気仙沼市出身。小学3年生、9歳の時に、東日本大震災で被災していた。家族は無事だったが、自宅も津波で流されるなどした。自宅のあった場所にたたずむ姿が新聞の一面を飾ったこともあった。

 震災にショックを受けていた佐々木を元気づけようと父がご当地アイドルに応募。震災から8カ月後に「SCK GIRLS」(産地直送気仙沼少女隊)の結成メンバーとなった。人を笑顔にする楽しさにも気付き、モーニング娘。のオーディションを受けた。オーディションには落選したが、13年に11歳でハロプロ研修生となり、14年にスマイレージのメンバーとなった。

 アイドル活動を続けながら「Seventeen」のモデルとしても活躍。現在も「CanCam」のモデルとして二刀流を続けている。

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