やす子“信じる力”で23年の“顔” 自衛隊仕込み!パプアほふく前進 秘境の味リポート
お笑い芸人・やす子(25)が、年末もノンストップで駆け抜ける。元自衛官の経歴を生かしたネタ、「はい~」の決めゼリフで大ブレーク。そんな2023年の“顔”が、24日放送の日本テレビ系「世界未開グルメ」(後7・00)でパプアニューギニアを訪れ、秘境の味を体当たりでリポートする。現地ロケのサバイバルなエピソードや、超売れっ子となった1年を振り返った。
トレードマークの迷彩服姿で現れ、おなじみの「はい~」を連呼。テレビと同じ無邪気なテンションで、その場を一気に和ませた。
3回連続での出演となる「-未開グルメ」シリーズ。インド、英国に続き、今回は地球最後の秘境と呼ばれるパプアに初上陸した。現地オススメの“地元メシ”はワニ肉。泳ぐ野生のワニを生け捕りし、目の前で解体。竹筒の中に入れてあぶりライムをふりかけ舌鼓を打つ。
「直前まで生きてたのをあやめて食べるっていうのはかわいそうって思うかも知れないけど、こうやって命をいただてるんだなって」とやす子。そんな秘境の味は「脂身が多くてジューシーで、豚肉みたいだった。また食べたい」絶品だったという。迷彩柄がマッチする大自然の中で得意のほふく前進も披露。サバイバルなロケに「過去一『未開』です」と手応えを口にした。
飛躍の1年だった。「Z世代トレンドアワード」で「ヒト部門」大賞に選ばれるなど、まさに“今年の顔”。「逆にテレビが見られなかったので、どれだけ仕事しているか分からなかった」と実感はない様子だが「迷彩服でテレビ局のエレベーターに乗っていたら、佐藤浩市さんがいらして『いつもその格好なんですね』と声をかけてくださって。『私のこと知ってるんですね!』ってうれしくて、『はい、敵がどこに隠れてるか分からないので』って答えちゃいました」と笑う。
高校卒業後に自衛官として2年間勤務。その時の経験が芸人の仕事に生きている。「自衛隊って戦場に出たら命の危険があるので、上の人の命令を信じないといけない。その信じる力があったから、スベっても前に行けた」と話す。「芸人さんでよく『あのMCの人とまだ仲良くないから前に出られない』っていう方がいるけど、『信用したらいいじゃん』って言うんです」。“人を信じる力”が、ブレークの源だ。
4年前に芸人となってからも、災害発生時などに招集される「即応予備自衛官」として月1回の訓練を受けてきた。今年は多忙のため休止していたが、来春から仕事の合間を縫って再開する。「自分がいる部隊は災害が起きた時、お風呂をつくったりするんですが、まだまだ女性自衛官が少ないし、女性は女性に助けられる方が安心する場合も多い。芸人で大して腕もないのにいいお金をいただいてるので、そういうことができたらいいなって」と志は崇高だ。
芸人として「ずっと体を張り続けたい。はい~。出川哲朗さんみたいになりたい」。迷彩服は上下セット5着所有しているというが「来年からちょっとずつ、迷彩服を今の半分くらいにできたら」とはにかんだ。
◇やす子(やすこ)1998年9月2日生まれ。山口県宇部市出身。2019年にピン芸人としてデビューし、21年元旦放送の「ぐるぐるナインティナインの『おもしろ荘』」で注目を浴びる。元自衛官の経歴を生かしたネタと決めゼリフ「はい~」で人気を集め、今年、本格ブレークした。特技は5段階ほふく前進、射撃。趣味はギター・お絵かき。YouTubeやTikTokでは曲作りや料理などの動画を多数配信。血液型A。