橋下徹氏 70年の大阪万博「反対してたのはだいたい変なヤツ」万博リングは「世界各国から投資してもらう呼び水」
橋下徹元大阪府知事が23日、カンテレ「LIVEコネクト!」に出演。大阪・関西万博について、泉房穂前明石市長らと激論を交わした。
税金でまかなう会場建設費が当初の1・9倍にあたる2350億円かかり、さらに広告宣伝費などを含む運営費で1160億円の予算が明らかになったことで、反発を呼んでいる。
特に会場を円状に囲む通称「万博リング」の建設費が350億円かかることがやり玉に挙がっている。
「無駄」と指摘する泉氏に対して、橋下氏は「世界各国から埋め立て地に建設をさせるんです。何百億円のお金を投じさせるときに、野原にみんな投じますかってことなんです。展示ビジネスは、みんながお金を投じたくなる環境をつくることが大事。それを一言で『無駄』というのは違う」と反論した。
さらに「1000億円くらいパビリオン建設で世界各国から投資してもらうのに、その呼び水的なもの」と主張した。
実業家の安部敏樹氏は「ビジネスで当初予算の2倍近い予算がでてきたら、そのまま受け入れることはできない」と首をひねったが、橋下氏は「説明が失敗したのは、リターンをちゃんと見せていないから。経済効果は2・8兆円。物価が上がれば、経済効果はさらに上がるんで、西村前経産相が国会であげたのは5・8兆円。先にそっちから入れば(よかった)」と見返りの大きさを強調した。
橋下氏は、「いま反対の機運が上がっていても余裕の気分なのは、1970年の大阪万博は、500日や300日前まで反対の声が多かった」「(当時の)反対の声を図書館に行って調べた。だいたい、変なヤツばっかり」と放言。石井亮次アナからツッコまれ「一部ね」と微調整していた。