役所広司 若手実力派俳優の意外な少年時代を明かす「いい俳優さんになった。子どもの頃から知っている」
俳優・役所広司(67)が23日、都内で行われた主演映画「PERFECT DAYS」(公開中)の記念イベントに共演の柄本時生(34)、中野有紗(18)らと出席した。
公衆トイレで働く清掃員・平山を通し、日常にある静かな幸せを問いかける。監督は世界的な名匠として知られるドイツ人のヴィム・ヴェンダース氏。米・アカデミー賞国際長編映画部門の日本代表に選出された。
役所は同作でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞。「今回はカメラを意識することはなかったですね。ほぼドキュメンタリーのように」と作品に没頭したことを明かした。
柄本は役所との共演直前に、父で俳優・柄本明(75)から「役所は(演技が)うまいぞぉ…」と送り出されたと話し、「その意味を少しでも分かればいいなと。濃密な時間を過ごさせていただきました」と感激を伝えた。
役所は「先輩を立ててくれる。お父さんから、よく育ててもらいましたね」と笑わせ「時生君は子どものときにお父さんと家に遊びにきたことがあるんです。子どもの頃から知っている。いい俳優さんになったなぁとつくづく」と目を細めていた。