松本人志、M-1審査語録 モグライダーに「練習不足かな」くらげには「ミルクボーイを」
漫才日本一を決める「M-1グランプリ2023」は、接戦の末、令和ロマンの優勝で幕を閉じた。今年の決勝では、令和ロマン3票、ヤーレンズ3票となり、ラストの松本人志の1票で決まるという胸アツ展開に。今年も松本審査語録がネットで話題を集めた。
トップバッターの令和ロマンには90点を付け「これは審査員泣かせ。一発目でこれだけ受けると」「80点台はあり得ないと思った」と高評価。
さや香には89点を付け「令和ロマンに90点をつけちゃったでしょ?令和ロマンは超えてないかなと思ってしまいまして」とトップバッターとの点数基準を明確にした。
校長と音楽教師の不倫ネタを披露したカベポスターには88点。「4分にむいてないのかな。あと2分ぐらいあればどんどん面白くなっていきそうで、惜しいな、もったいないなって」と分析。最後に噛んでしまったことには「最後の最後に壁がペロン」と言い、カベポスターが「ポスターじゃなくて壁ごと?」と苦笑い。
優勝候補の真空ジェシカには92点の高得点。「笑いって遠近感だと思う。去年はちょっと遠すぎた、マニアック過ぎた。近すぎるとベタになる。そういう意味では今年はちょうどいい距離感」だったと評価するも、予選敗退に「そうか、敗退か…」と残念がった。
くらげには86点。女子が好きそうなアイスのフレーバーやサンリオキャラを連呼するネタに「少しミルクボーイを思わせたかな。ミルクボーイを超えてないので、それなら違うやり方があったのかな」と、コーンフレークネタで優勝したミルクボーイのネタを思い起こさせたと指摘した。
ラストのモグライダーには91点を付けつつ辛らつ。「待ち疲れと、だいぶ売れちゃって、正直練習不足かなっていう感じがぼくはしてしまいました。頑張って欲しかった」と語り、「なんか、芝があがってた?」「芝らしくなかった」とズバリ指摘していた。
決勝戦では令和ロマンに松本は投票。「令和ロマンは1本目より強いネタを残していた感じがして、根性勝ち」と絶賛していた。
松本の審査にネットでは「今年のM-1、松ちゃん素晴らしくフラットな立場で審査しているのがよく分かって見ていて爽快でした」「松ちゃん冷静でマジ間違いない」「今年のM-1、松ちゃんが全部言ってくれてるのでこちらが言うことは何もないです」などの声が上がっていた。