林家正蔵 落語の力に絶対の自信 関東大震災、コロナ乗り越え「どんなことがあろうと」

 会見に出席した(左から)春風亭一之輔、落語協会百年の「100」を指で表した柳家喬太郎、林家正蔵、林家彦いち
 手を合わせる(左から)春風亭一之輔、柳家喬太郎、林家正蔵、林家彦いち
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 落語家の林家正蔵が26日、都内で行われた「落語協会百年会見」に柳家喬太郎、林家彦いちと出席した。落語協会は誕生から100年の節目を迎える来年2月25日の記念式典を皮切りに、3月から一年間を通して寄席特別興行を開催することなどを発表し、記念すべき年を祝う。

 副会長の正蔵は、同協会の歴史を振り返ったことがなかったといい「これから先、若手の育成も含めて、今の世の中とどう向き合ってお客さんに喜んでいただけるような番組作りができるか、考える機会を持てたことがとても有意義だった」としみじみ。

 関東大震災の翌年に誕生した協会に、コロナ禍を乗り切った現在を重ね、「寄席はなくならず、落語は続いてるし、新しい才能ある落語家さんもどんどん出てきている。だからこれから先、あまり不安は感じてない」と自信を見せ、「きっと、どんなことがあろうと寄席は木戸が開いている。落語の力強さ、落語家のたくましさ、そして寄席というものの存在価値。この三つは絶対に信頼できる」と熱く語った。

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