宝塚歌劇団雪組トップスター・彩風咲奈（あやかぜ・さきな）が２０２４年１０月の宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら－フェルゼン編－』東京宝塚劇場千秋楽で退団すると同劇団が２６日、発表した。２７日に退団会見を行う。

　彩風は２００７年首席入団し、雪組に配属。１７３センチの長身で、手足が長く舞台映えする抜群のプロポーションで早くから注目され、新人公演にも５回主演。雪組一筋でめきめきと頭角を現してきた。２１年４月、雪組トップスターに就任。大劇場お披露目公演「ＣＩＴＹ　ＨＵＮＴＥＲ」は評判を呼んだ。就任と同時にコンビを組んだ朝月希和が昨年退団すると、夢白あやが２人目の相手役に。最も近い場所で支えてきた朝美絢と、美しいトリデンテで人気を博した。

　宝塚では１１０周年となる来年に花組トップの柚香光が５月、月組トップの月城かなとが同７月に退団。彩風が３人目となる。

　退団公演「ベルサイユのばら－フェルゼン編－」は、宝塚大劇場が２０２４年７月６日～８月１１日、東京宝塚劇場が８月３１日～１０月１３日。