松本人志「事実一切ない」 “性加害”報道を吉本が否定 「法的措置を検討」文春提訴も
吉本興業が27日、所属するダウンタウン・松本人志(60)に関して、同日発売の週刊誌「週刊文春」および26日に公開されたニュースサイト「文春オンライン」に掲載された記事が事実無根だとして、法的措置を検討していることを、同社の公式サイトで明らかにした。当該記事は、2015年に松本が複数の女性に“性加害”行為を行ったとしたものだった。
吉本興業はこの日、公式サイトに「一部週刊誌報道について」と題した文章を掲載。「本日発売の一部週刊誌において、当社所属タレント ダウンタウン 松本人志(以下、本件タレント)が、8年前となる2015年における女性との性的行為に関する記事が掲載されております。しかしながら、当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」と、報道を完全否定した。
その上で「当社としては、本件記事について、新幹線内で執拗に質問・撮影を継続するといった取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定です」とも表明。「ファン及び関係者の皆様には大変ご心配をおかけする記事内容でしたが、以上のとおり本件記事は客観的事実に反するものですので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます」とした。
当該記事は「週刊文春」に掲載されたもので、2人の女性が2015年の異なるタイミングで、都内のホテルに呼び出されて飲食した際に、松本から性的な行為を強要されたと証言したものだった。また記事中では、2人の女性のうち1人がお笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬(50)からも性的行為を強要されたと証言。小沢の所属事務所・ホリプロコムはデイリースポーツの取材に「私どもとしてはお話しすることはありません」と回答した。
一方、週刊文春編集部はデイリースポーツの取材に「記事は複数の詳細な証言に基づき、さらに裏付け取材も尽くしたもので、十分に自信を持っています」と回答した。